| ◆心華獨笑◆ |
| 第四百四五稿 |
| 「オーディオ・セッティング」 |
う〜ん、流石! 最高の音質だ! |
| 去年の秋から冬になる頃、岐阜のよーこの実家に行ってきた。よーこの父親、つまり自分の義父が愛用していた、各種オーディオ機器を譲り受ける為だった。 義父は外科医であり、長らく総合病院の院長を務めた。ほぼ休みの無い忙しい日々の中、唯一の趣味は音楽で、休息の一時を音楽に浸って過ごしていた。如何にも医者の趣味らしく、凝りに凝った音響機器を揃え、防音設備を整えた20畳を越えるオーディオ・ルームで、爆音でワーグナーを聴きながら日々の疲れを癒していた。 そんな義父は、引退してからも毎日のように趣味の音楽を楽しんでいたのだが、90歳を過ぎて耳がどんどん遠くなり、やがて殆ど聞こえなくなってしまい、最高級の様々なオーディオ機器が無用の長物となって放置されていた。 |
| 譲り受けた様々な機器の接続確認をする |
![]() 元、病院の院長先生であり、 生粋の「ワグネリアン」である義父 |
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