◆心華獨笑◆ 
第四百三九稿
 「シエの初来訪」




左から、シエ、旦那さんのニシやん、自分



 お盆前の3連休、シエ一家が来訪した。前々から来たい来たいと言っていたのだが、来る予定の日に台風が直撃して中止になったり、シエが出産して子育てに追われたり、コロナが大流行して旅行などもっての外という空気になったりと、中々その願いは叶わなかった。

 この度、ついにその願いが叶い、もののけハウスに一泊二日で来訪した。ただ、二日間とも雨だった。





旦那のニシやん、娘の藍ちゃん、たんちんのシエ
 今回は家族3人での来訪。旦那さんのニシやん、娘の藍ちゃん(アイちゃん 4歳)、そして、母親となったシエ。

 シエは、かつて自分が名古屋の仲田で経営していた、
『Bar OZNU (バー、オヅヌ)』のスタッフで、仲田店の創立メンバーでもある。

 当時のシエは、困ったチャンのたんちんで、随分面倒をみてやったものだ。時を経て久しぶりに会い、母となってしっかり成長したかと思いきや、相変わらずのたんちんであった。



 シエは、ウチの店を退職して、彼方此方で働いている中、今の旦那さんであるニシやんと出逢い、結婚に至る。

 自分も名古屋に居る頃に、ニシやんと呑んだことがある。優しく頼りがいが有りそうな好青年で、シエにはもったいないくらいの旦那さんだ。

 自分が八ヶ岳に移住して、暫く会わなかった間に、子供を産んでいた。それが、今回連れてきた娘の、藍ちゃんだ。

 3連休に来たいと連絡が有り、OKを出したものの、天気予報はずっと雨。せっかく八ヶ岳に来るのに、雨はないだろうと思ったのだが、この機会を逃すと、次は何時になるかわからないから雨でも行きたいということだったので、決行することに。


天然温泉「延命の湯」に連れて行く



 

本日の夕餉は、ホット・プレートで焼肉





〆は焼きそばで!
 当日は、午後に到着。予報通り朝から雨で、終日止む気配はない。つまり、遊びに連れて行く場所はないのだ。ちびっこ藍ちゃんは、もののけハウスの1階から4階までを登ったり下りたりして、喜んでハシャイでいるので、ま、イイか。

 暫く、休憩をしてもらい、温泉「延命の湯」に連れて行く。ゆっくり温泉に浸かってもらい、帰りに買い出し。本来、この季節なら外でバーベキューをしてやるのだが、雨ではどうしようもなく、室内でホット・プレートの焼肉となった。

 ただ、買い出しに寄った近くのスーパーは、なんと牛肉がすべて売り切れ!3連休でみんなが焼肉をしようと牛肉を買ったのだろう。しかたなく、豚肉での焼肉となる。



 

バー・タイムはレコードを聴きまくる



 お肉が大好きというちびっこ藍ちゃんも大喜びで、楽しい晩餐となった。近況報告から昔懐かしい思い出エピソードを語り合い、大いに盛り上がる。散々呑んでハラいっぱい。しばし休憩をしているうちに、ちびはおねむの時間がやってきた。2階の部屋に寝かしつけ、ようやく大人の時間がやって来たのは10時頃。

 場所を薪ストーブの前に移し、キャンドルに火を灯し、『Forest Bar OZNU』の開店だ。シエは、昔『Bar OZNU』でかけていたレコードを聴きたいと、あれこれリクエストをしてきた。懐かしい音楽に酔いしれ、夜は更けていく。

 宴は深夜1時頃でお開きとなり、翌朝は8時ごろに起床した。


翌朝の朝食



 

ちびは朝から元気いっぱいだ
 

しばらくお絵かきをして遊ぶ


 

「アルパカ牧場」に連れてきた




カワイイ小さな動物園だ
 朝からやはり雨模様。う〜ん、どうしようもないなあ〜、と思い悩む。ちびっこは、お絵かきに夢中になっている。その間に、どこか連れて行く場所はないだろうかと思考を巡らせていると、雨は小降りとなり、やがて止んだ。でもまたいつ降り出すかわからない様子だが、一か八かで「アルパカ牧場」に行ってみようかという話でまとまる。

 「アルパカ牧場」は長野県の富士見町にある、個人経営のアルパカに特化した小さな動物園。我が家からだと、車で30分ほどの距離だ。雨天で閉園している可能性もあるが、行くだけ行ってみよう。


 幸いにも雨は上がって、多少の青空ものぞきはじめた。ラッキー!ちびにアルパカ見せれるぞ!

 現地に着くと、ちゃんとオープンしており、そこそこの来場客で賑わっていた。入場早々にスタッフから「只今からアルパカ・レースが始まりますよー!」と知らされる。

 4頭のアルパカがレースをして、1位を予想して、その予想のダービー・チケットを1枚500円で購入する。当たればそれがお土産店で1000円分の金券になる。ハズレても、そのチケットは買値の500円分の金券として使えるという、損の無いほのぼのとしたレース。


レース出場選手の品定め




アルパカ・レース開始! 




最初はちょっと怖がっていた藍ちゃん 
 
  ニシやんはチケット2枚購入。いざレースが始まると、あっという間に勝敗が決まる。なんと、ニシやんが賭けた1頭が優勝で当たり! 2枚1000円で購入したチケットは、1500円分の金券となった。

 当ったチケットは、後で藍ちゃんに好きな物を買ってあげる事にして、動物園のふれあいコーナーで遊ぶ。

 アルパカは優しい動物だが、間近で見るとそこそこの大きさが有り、やはりちびにはちょっと怖い存在になる。でも、パパに抱かれて、恐々しばらく撫でているうちに、多少馴れてきた。


 

パパに抱っこされながら


恐る恐るアルパカを撫ぜる
 
 

ちょっと慣れてきたかな?


パパから下りてみる 
 

ちょっと近づいてみる
 

エサやりに挑戦!



 パパから下りて、なんとかアルパカに近づく。100円で購入するエサを与えることに無事成功。やがて、すっかりアルパカに馴れて楽しんでくれたようだ。

 別コーナーには、ウサギとモルモットの小屋が有り、ここでもエサやり体験が出来る。流石に藍ちゃんも、この子達には怖がることも無く、エサやりに夢中になる。

 アルパカ牧場に居る間、雨はまったく降らず、親子3人に十分堪能してもらう事が出来、コッチもちょっとホッとした。
 

無事、エサやり成功!



 

すっかりアルパカには馴れた


ウサギとモルモットのエサやりコーナー 



 

乙事諏訪神社





宮崎駿監督もよく参拝していた
 満足してアルパカ牧場を後にする。シエが、何処か神社も行ってみたいと希望していたので、帰り道に有る乙事諏訪神社に寄る事に。

 この神社は、この心華獨笑では何度も紹介している神社。ジブリ・アニメ『もののけ姫』に登場する、猪の神「乙事主」の名前の元になった神社。監督の宮崎駿はこの近所に別荘が有り、この神社で何がしかのインスピレーションを得て、『もののけ姫』という作品にそれを生かした。

 シエもニシやんも、『もののけ姫』は観ていたようで、今流行の「聖地巡礼」のような形となった。



 

神社の説明をする


自分のお気に入りの神社だ 



 さあ、お腹が空いて来たぞー。お昼ごはんの時間だ。どこかお薦めのお店に連れて行ってやりたいのはやまやまだが、3連休の最中なのである。おそらく、何処の店へ連れて行っても長蛇の行列だろう。ランチを食べるのに、延々と待つなど、まっぴらだ。

 そこで思いついたのが道の駅。道の駅なら、混んでいても、おそらく回転は早いのではないか。ということで、現在地から近くに有る『蔦木宿・道の駅』に向かった。


『蔦木宿・道の駅』でランチ



 

藍ちゃんと並んでお昼ごはん





ここの蕎麦はとっても美味しいんだよ
 流石に混んではいるものの、予想通り回転は早い。券売機でチケットを買う前に、席の確保が出来た。ラッキーである。

 道の駅の食堂とは言え、この道の駅は、地元住民も誉める、おいしい蕎麦を出す。ニシやんと自分はざる蕎麦、シエはかけ蕎麦、藍ちゃんは冷たいうどんをオーダー。

 うん、やっぱり美味しい。この道の駅は侮れない。このランチはニシやんに御馳走になってしまった。
ニシやん、ごちそうさまでしたー!

 昼ごはんの時は、また雨がザーザーと降っていた。観光時だけ晴れていたとは、なんとも運のいい事だ。おなかがいっぱいになり、一旦もののけハウスに戻った。





藍ちゃんはしっかり自分に懐いてくれた 





 家に着き、帰り支度を整えて、2台の車で、今度は『小淵沢・道の駅』に向かう。お土産を買い、ここでお別れすることにしたからだ。お土産コーナーを案内してあげ、彼らはしっかりお土産を買い込み、駐車場でお別れ。名古屋への帰路に着いた。

 藍ちゃんは、すっかり自分に懐いてくれた。シエとニシやんが、自分の事を「マスター、マスター」と呼ぶのを覚えて、ちびっこも「マスター、マスター」「マスター、こっち、こっちー!」「マスター、これあげるー」「マスター、来て〜!」などなど、賑やかに呼びまわってくれたものである。

 この度の八ヶ岳が、家族3人の楽しい思い出になってくれれば幸いだ。





おまえたち、また来いよ〜!





令和七年 八月吉日 お盆を終えて




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