| 「腰部脊柱管狭窄症」と診断されたとのこと、 人間だれしも、多かれ少なかれ、脊柱管は狭窄して行くものなのです。 一般的に、50才以上の男性に多く、背骨の一部の変性や増殖のために、座骨神経を圧迫して特徴的な下肢痛(症状)を生じる病態をいいます。
しかし、その症状の程度問題で、治療法にも段階があります。
どんな症状かと言いますと、 歩いていって、ずーっと 5〜10分ほど歩いてから、だんだんと両脚(又は片方の脚)が じんじんとシビレて来る。「アー もう歩けない。」と、少し腰掛けて休む。そうすると、先ほどのシビレが嘘のように、治っている。 再び歩き始めると、また同じ時間経過してから、シビレて来る。 こんな症状が「脊柱管狭窄症」の 特徴です。
あなたの場合、当てはまりますでしょうか?
さらに 上記のシビレの他に 腰痛 と 足の冷感 を伴ったりします。
保存的治療法(手術をしない治療) としては、 対症療法をします。各症状にあわせ
た治療を行います。
すなわち、腰痛やシビレに対しては、ビタミンB製剤の服用や静脈注射 あるいは坐骨
神経痛用の各種筋肉注射やブロックなど。 筋弛緩剤の服用が功を奏した例もありま
す。 足の冷感を伴う場合には、末梢循環促進剤やプロスタグランジン誘導体の経口
投与が症状の改善に役立つこともあります。 しかし いろいろ試してみないとその人
の症状に効果のある薬物がどれかわかりません。
もちろん、薬物の他に、リハビリ(理学療法) で腰を温めたり、電気をかけたりするこ
ともよいでしょう。温泉も試してみてよいと思います。その際、症状が改善するか否か
を的確に判断して医師に報告してください。
上記の保存療法で思わしくなく、歩行困難がひどい場合には、 MRI(エム アール アイ)で検査します。この結果、ひどければ、手術療法を選
択することもあります。
椎弓切除術などの手術があり、腰神経部の圧迫や狭窄を解放する目的です。
しかしMRIの結果と ご自分の症状とは 必ずしも一致しないこともあります。
もちろん、症状が軽い場合には、むやみに手術はすることは無いわけです。
他に似た病態として、「閉塞性動脈炎」というのがあります。よく見分けなくてはなりま
せん。この時には、足背動脈の拍動が消失します。
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