| 第5腰椎分離症そのものの形態自体をなおすには、手術しないとなおりませんが、症
状を治すには、必ずしも、手術する必要はありません。形態と症状は別です。 4日前より症状がはじまったばかりですから、手術をしない治療法(保存的治療
法)で、2ヶ月ほど様子をみると良いでしょう。それでも改善の様子がないなら、手術
のことも考慮に入ってきます。しかし、手術で形態をなおしたからといって、症状が将来出ないかというと、そうではありません。第5腰椎分離症ではなくても、腰椎椎間板ヘルニア様状態があれば、座骨神経症状は起こるからです。原因の考え方には、相違があると思われます。私たち医師は、「原因は、第5
腰椎分離症による椎体不安定部分での微小の椎体の揺れが、座骨神経根部を圧迫する
ために、座骨神経症状が出る。」と考えます。患者さん方は、「原因は、あの時あんなことをしたからでは? とか、あれをしたから、バチがあたったのでは?」と考えているようです。しかし、原因(患者さん側の)はどんなことでも考えられます。医師側にとっては、それは何であってもいいのです。すなわち、共通点として、微小の椎体の揺れを引き起こすと考えられるようなすべての原因(患者さん側の)を除外して欲しいのです。微小の椎体の揺れを、極力避けることが先決であると考えるわけです。医師側としては、それらすべての日常生活下での状況を列挙することが不可能であると言うことで、ひとこと「無理をしないように。」と指示するしかできないのだと思われます。
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