E-MAIL相談回答集

子どもの「上腕骨外顆骨折」の全身麻酔手術と後遺症について教えてください。
4才になる女の子のことですが、現在、近くの整形外科に入院し肘を上から吊っています。 先生の診断によれば、上腕骨外顆骨折であり、全身麻酔にて、開いてピン固定により、オペが必要であり、腫れが引いたら行う予定だそうです。 レントゲンを見せて貰いましたが、サイコロぐらいの骨がじん帯にくっついたまま、関節より離れていました。 また、将来16才から18才頃の成長期になった場合、肘が外反肘になり、尺骨神経の圧迫により、小指のしびれをきたし、再度、骨を削る等のオペが必要になるかもしれないと言うことです。 今回、おしえてほしいことは、子供の外顆骨折の場合、どうしても全身麻酔になってしまうのかどうか、また部分麻酔や切らないでイメージと言われる透視による方法は、一般的にどうなのでしょうか。 また、将来の後遺症等、教えていただければ幸いです。
この場合、手術をして下さる先生を信じて、先生の集中力を乱さないように、よい精神的環境を保ってあげましょう。
サイコロぐらいの骨でも 実際に 開けてみると 大きいものなのです。 骨折片との間に靱帯をはじめ周囲の軟部組織が入り込むと骨癒合は期待できなくなります。 ですから、開けて、すなわち手術をして、直視下に骨片間の軟部組織を取り除きながら、骨と骨をすりあわせて、ピン固定する必要があるのです。 この外反肘及び尺骨神経麻痺に関しては 上腕骨外顆骨折の手術の前にルーチンとして必ずしなければならない説明なのです。 局所麻酔や切らないでイメージと言われる透視による方 法では、 子供が痛みに我慢できなくなったり、筋肉の弛緩がうまくいきませんので、術者が集中できず、血の海の中の戦いとなり、うまく、ぴたっと骨を合わせられず、むしろ将来、外反肘になってしまう可能性が高いのです。 ですから、全身麻酔で、直視下に手術をして、治したほうがよいわけです。 この外反肘及び尺骨神経麻痺の正確な発症率は不明です。しかし、そんなに悲観的になることはないと思います。 昔は、この骨折を手術をせずに、放置されていた例が多く、従って、偽関節や外反肘及び尺骨神経麻痺をきたしたことが、多かったのです。 それで、説明する義務があるわけです。 とにかく、術者(主治医を含む先生たち)は、外反肘及び尺骨神経麻痺をきたさないように、がんばるわけで、家族の人たちが、あまり神経質になりすぎると術者の先生に対してストレスとなり、手術中に普段の実力を出せなくなる先生もいますので(笑い)、 今の、手術をして下さる先生を信じて、先生の集中力を乱さないように、よい精神的環境を保ってあげることも大事なことと思います。


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