御法話 御利益
第125号(西暦2003年)
ここは修験道場でございます。ですから、世の平和、万物万精の幸せのために、心ある方はここで遠慮なしに修行をして頂きたいと思います。信仰とか修行とかは神様にご利益をもらう為のものではございません。自分の心を練り、自分の心を鍛え、自分の心身を鍛えて、世相の中に尽くさせて頂くためのものでございます。心の行でございます。
私は神を見つけるために三年間山に入りました。そして山を下って三年間日本全国を回りました。当時(終戦直後)日本の国は地獄でした。日本の国は神国と言われました。その神様の国が地獄に変わった。それに対して私は腹を立てたのでございます。そして神や仏がいるのであれば出て来い。神を捕まえて説教してやろうというつもりで始めたのが私の行でございます。ところが有難いことに、みんなの見えない本当の神の心を知らせて頂くことが出来ました。みんなの見えない神仏の姿も見せて頂くことができました。
皆様はもうすでに一人一人が大いなる御利益を頂いております。それは何か、命ではございます。肉体でございます。人間はその時その時に小さいお願いばかりをする。ですから一番大切なものを頂いてもわからないのです。
神様がご利益をくれないんじゃない。我々は神様に御利益をもらえるようにしないからくれないのです。我々の行いにおいて、神様は御降臨下さり御利益をくれるのです。